Duchesse de Bourgogne
発音:
醸造所: Verhaeghe (Beukenhofstraat 96, 8570 Vichte)

Duchesse de Bourgogne
種類: フランデレン赤ビール
度数: 5.5%
独断と偏見による評価: ****
色は真っ黒に近い赤褐色です。香りはあまりありません。 まず感じるのは酸味ですが、きつい酸味ではありません。 Rodenbach に似たところがあるかもしれませんが、 だいぶ控えめの酸味です。 適度の甘みと調和し、まるで何かのジュースを飲んでいるような 甘酸っぱい味です。舌触りもなめらかで大変気に入りました。 何度飲んでも飽きない味です。
このビールを作っている Verhaeghe 醸造所のセールス担当者に会う機会があったので、どのようにしてこのビールを作っているのか聞いてみました。ごく普通の手法で作った麦汁を上面発酵させ、オークの樽で長期保存することによって酸味を出すという、いわゆる“Oud Bruin (Old Brown)”や“Oud Rood (Old red)”などと呼ばれるビールと同様の手法で作っているとのことでした。甘酸っぱさは、保存期間が異なるもの(12ヶ月と18ヶ月のもの)をブレンドして作り出しているそうです。12ヶ月のものが甘さを出し、18ヶ月のものが酸味を出しているとか。筆者としては、このビールのジュースのような甘酸っぱさから、フルーツか何かを混ぜて発酵させていることを想像していただけに、少し意外な感じがしました。
(2002年2月追記)2年程前からラベルのデザインが変更となっています。これは、元の絵の権利を持つと主張するスイス在住の人が現れ、Verhaege醸造所を訴えたためです(著作権はとうの昔に切れている絵なので、いったいどのような権利を主張しているのか非常に興味があります)。Verhaege醸造所は争うことを避け、別の絵にしたとのことです。


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