Grimbergen
発音:
醸造所: Union (Rue Derbeque 7, 6040 Jumet)
Brussel/Bruxellsの空港(実際にはZaventemという町にある) からGent方面に高速を進んでちょっと行くとこのビールの名前の もとになった「フリンベルヘン」の町を通ります。 Brussel/Bruxells地域の地図を広げても載っています。 ベルギーのビールはなぜか町の名前をそのままビールの名前にする例が多いようです。 特に修道院があると、そこの修道院の名前に「なんとか修道院」という 形で町の名前が入っているので、修道院ビールが 結果的に町の名前を冠したものになることが多いようです。 ただし、このビールは Grimbergen の町とは離れた Jumet という所に 醸造所があります。 さらに、この醸造所Unionは現在では Alken-Maesグループの一員と なっています。
Grimbergenという銘柄でつくられているビールはOptimo Bruno, Tripel, Dubbel, Blond の4種類あります。 ラベルの色で、中身の色もだいたい想像できるようになっています。 不思議なことに、ラベルに書かれている原材料名の項目はオランダ語でもフランス語でもなく、ドイツ語です。

Grimbergen Dubbel
種類: 修道院ビール
度数: 6.2%
独断と偏見による評価: ***
色はこげ茶色で、泡はきめこまかくやわらかです。 飲む前の香りはモルトの香りが基調の甘酸っぱい香りです。 味はかなり甘いのですが、モルトの培煎による苦みを かなり感じます。ホップの苦みではないと思います。 酸味は適度です。 濃厚ではないのですが、培煎による苦みと甘酸っぱさが共存していて 複雑な味わいになっています。 色から想像するよりも口当たりがさわやかで後口もすっきりしていました。 苦みに少し癖がありますが、非常に飲みやすいビールでした。
Grimbergen Blond
種類: 修道院ビール
度数: 6.5%
独断と偏見による評価: ***
きめこまかく柔らかい泡です。ビールの色は濃い黄色。 飲む前の香りは、モルトの甘い香りです。ホップの香りは あまりしません。 口に含んだときには、色から想像されるよりもモルトの培煎香が かなりします。 味はかなり甘いですが、すっきりとしていて後口さわやかです。 酸味は適度で、甘酸っぱさが心地よいです。 美味しいのですが、少し薄いような気がします。奥行きが 足りないというのか、少し物足りなく感じました。
Grimbergen Tripel
種類: 修道院ビール
度数: 8.1%
独断と偏見による評価: ***
色は琥珀色に近い黄色。 口に含むとホップの香りが心地よく感じられます。 培煎香はあまりしません。 味はちょっと甘みがきわだっているけど、 くどいということはない。 ほんの少しの酸っぱさがこの甘さと合わさり、ちょうどいい具合の 甘酸っぱさになっている。苦みはほとんど感じない。 濃い目の褐色だからといって焦げ臭さを感じることもない。 濃厚だがべたべたせず、さわやかで飲みやすくかったです。
Grimbergen Optimo Bruno
種類: 修道院ビール
度数: 10%
独断と偏見による評価: ****
10%とかなりアルコールが多く含まれていますが、そんなに感じません。 泡はきめこまかいですが、量は少なめです。 色はかなり濃い琥珀色。琥珀色と茶色の中間ぐらいです。 非常に甘味を感じますが、べたつく甘さではありません。 飲む前の香り、含んだときの香りともにモルトの培煎の香りが かなりします。培煎による苦みもDubbel以上に感じられます。 非常にこくがあるのですが、さわやかさと共存しています。 アルコール度数の割に非常に飲みやすいビールでした。 ただし、培煎香がいつまでも口の中に残り 後口がすっきりしないのは少し好きになれませんでした。


みなさんからのご意見・情報など