Nationaal Hopmuseum Poperinge
国立ホップ博物館

Westvlaanderen(西フランデレン)州の南西に位置する町Poperinge(ポープリゲ)。 猫祭りで知られるIeper(イーペル)の隣町です。 この町は中世にはリネンの有力な産地で、 ハンザ同盟の一員でもありました。 しかし、リネン生産の衰退とともに、この町は ホップ生産に新たな道を見出しました。 現在ではベルギーで生産されているホップのうち、 4分の3がこの地で作られています。 この町の中心にある、 かつて19世紀にはホップ集荷場として使われていた "De Stadsschaal" という建物が 今ではホップ博物館として公開されています。 偶然にもこの建物は ベルギーで初めての宇宙飛行士 Dirk Frimout の生家でもあります。

かつてホップ収穫使われていた道具や昔のホップ生産の写真が 展示されていて、昔のホップ生産の様子をうかがい知ることができます。 また、ホップ集荷場として使われていた時の機械も 一部保存されていて、 かつてこの建物でホップが集荷、計量、乾燥されて 袋に詰められて出荷されていった様子が詳しく展示されています。 ホップ生産に関して1から10までこと細かに展示されていて、 非常に勉強になります。 じっくり見ていると2、3時間はかかります。


見学の後は併設のカフェで、 Poperinge 周辺で作られているビールのうちのいくつかを 賞味することができます。 入場料は個人で見学する場合には50BEF。 詳しい冊子をもらえますが、 見学後のビールは含まれていません。

ホップ博物館に行くためには、 駅からなら、まず街の中心Grote Marktを目指します。 Grote Marktの角にDe Rinckというスーパーマーケットがあり、 その通り(Gasthuisstraat)をしばらく進んで、 Duinkerkstraatの手前の右側にあります。 一見普通の家のようでちょっとわかりにくいところにあります。



皆さんからの情報

Poperinge の公式ホームページは こちら (蘭語・仏語・英語・日本語)


いろいろな種類のホップが展示されている


ホップ栽培に使われていた機械など


ホップを運んだ馬車の荷車

Nationaal Hopmuseum Poperinge

Gasthuisstraat 71, B-8970 Poperinge

Tel: +32 57 33 40 81 (市の観光案内所)
Fax: +32 57 33 75 81 (市の観光案内所)

5、6、9月: 日曜日 14:00〜17:00
7、8月: 毎日 14:00〜17:00
上記以外の月: 休み

見学料金: 50BEF

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KENMOCHI Hideki <hideki@kenmochi.com>