La Gauloise
発音:
醸造所: Du Bocq (Rue de la Brasserie 4, 5530 Purnode)
Namur州Dinantの郊外にあるDu Bocq醸造所が作っているビール。もともとはBruneの一種類しかありませんでしたが、最近BlondeとAmbreeが加わりました。どのビールもスパイスを効果的に使っていることが特徴です。また、写真でもおわかりかと思いますが、専用グラスが非常におもしろい形をしています。富士山の頂上を切り取り取っ手を付けたようなグラスです。ただし、この形は奇をてらったものではなく、グラスの上部を狭くすることにより泡が出口を塞ぎやすくなり、香りが逃げないようにするためではないかと愚考します。

Ambree

Blonde

Brune

La Gauloise Ambree
種類: その他のエール
度数: 6%
独断と偏見による評価: ***
色は少し濃い琥珀色、泡は少なめです。香りはホップの香りとコリアンダーの香りが主体です。ホップの苦みが効いていて後にも残ります。色の割にカラメル香と味がかなり残ります。全体的に辛口に仕上がっていて飲みやすいのですが、スパイスの効かせすぎのせいか何となく人工的な感じがするビールでした。
La Gauloise Blond
種類: その他のエール
度数: 6.8%
独断と偏見による評価: ***
色は輝かしい黄金色でほとんど透明です。きめ細かく柔らかな泡が盛り上がり消えません。ホップとオレンジの皮がもたらす甘い香が魅力的です。他にコリアンダーも入っているのに違いないと思いましたが、公開されている情報によればコリアンダーは入っていないようです。ホワイトビールに似た風味の甘さと苦さのバランスがとれたビールです。軽く風味が豊かでかつ複雑なところも感じられるビールなのですが、このビールも Ambree 同様、何となくスパイスを調合して作りこんだような人工的な印象が拭いきれません。
La Gauloise Brune
種類: その他のエール
度数: 8.5%
独断と偏見による評価: ****
色は赤茶色。少し濁っていますが、向こう側は透けてみえる程度です。泡は少なめ。オレンジの皮の特徴ある香りが漂います。アニスをスパイスとして用いているのも特徴です。メロンを思わせるようなフルーティーな味と香りで、一口目が抜群に旨いビールでした。良くできたどっしり系の日本酒(に炭酸を混ぜ色を赤茶色にして)飲んでいるような気さえします。後に苦さが少し残るのが気になるといえば気になりますが、それを差し引いてもすばらしいビールだと思います。


みなさんからのご意見・情報など